「自分に合った運動が知りたい」
「色々なトレーニング手段があるけど、一体何がいいの?」
など、運動の手段について疑問に思われている方も多いかと思います。
今回は、そのようなお悩みをお持ちの方に「自分に合った運動の手段や器具」などをご紹介していきます。
Contents
トレーニングの手段・器具は何がいいの?
トレーニングの手段や器具に絶対の正解はありません。
その為、どれを取ってもそこにはメリットとデメリットが存在します。
メリットがデメリットよりも、より大きく上回る手段や器具があなたに取ってのベストになることでしょう。
まずは、手段や器具のメリットとデメリットをしっかりと把握していくことが重要となります。
確認してみよう!
それでは、手段や器具のメリットとデメリットを確認していきましょう。
マシントレーニング
メリット
初心者でも簡単
マシントレーニングは、他のトレーニング方法と比べて姿勢維持がしやすいのが特徴的です。
軌道に沿って運動を行えばいいので、フォームの習得が早く、かつ安全性も高いと言えます。
運動初心者が、筋トレのはじめの一歩として活用するには、とても効果的な方法になります。
狙った筋肉に集中できる
マシントレーニングは、動作に沿った方向に負荷がかかる為、狙った筋肉に集中して刺激を与えることが出来ます。
最近では、筋肉の起始と停止(筋肉の付着部)がストレッチポジションから最大収縮ポジションまでしっかりと動くように設計されたマシンも多くなっています。
ボディメイクなどの身体作りには、非常に有効な手段であると言えます。
デメリット
動きの習得には繋がりづらい
マシントレーニングでは、狙った筋肉を集中して鍛えることができる反面、運動連鎖としてバランスのとれた動きを身につけることは難しくなります。
動きを鍛えるためには、1つの筋肉だけではなく、全身の筋肉を協調させて運動していく必要があるのです。
マシントレーニングはあくまで、筋肉アップの土台トレーニングと考えることが重要になります。
運動バリエーションが少ない
マシントレーニングは運動の軌道が決まっています。
その為、1パターンな運動動作しか強化をすることが出来ません。
動きをよくする為には、様々な方向に運動を行う必要がある為、マシントレーニングのみでは動作を改善するには不十分であると言えます。
フリーウエイトトレーニング(バーベル、ダンベルトレーニング等)
メリット
色々な運動のバリエーションが可能
ダンベルやバーベルを用いたフリーウエイトトレーニングは、運動の動作軌道が自由(フリー)であることが特徴的です。
その為、様々な運動のバリエーションが可能となります。
日常生活動作、スポーツ競技力アップなど、その運動パターンに適したトレーニングをすることが可能となり、運動効果がとても高いものになります。
沢山の筋肉を使う
フリーウエイトトレーニングを行う際に、姿勢の維持は基本的に自分の筋肉になります。
その為、1つの筋肉だけでなく、様々な筋肉が活動している状態のトレーニングをすることが可能です。
より多くの筋肉を使う為、動作改善だけでなく、ダイエットなどの効果もとても高くなります。
デメリット
運動初心者には難しい
フリーウエイトトレーニングは、正しいフォームを保つ為に一定の筋肉量が必要になります。
また、間違った動作は怪我にも繋がる可能性があります。
もし初心者でフリーウエイトトレーニングを行いたい場合は、専門のトレーナーをつけて、運動のフォームを習得することをお勧めします。
自体重トレーニング
メリット
自分の身体1つで運動が出来る
自体重トレーニングは文字通り自分の体重を負荷にして行う運動方法です。
その為、自宅でも職場でも実施可能になります。
運動を習慣化したい方や、日常が忙しく時間が限られている方にはお勧めの運動の手段です。
全身運動になる
自体重トレーニングは、基本的に自分の姿勢を保った上で運動を行う為、より多くの筋肉を使っていきます。
日常生活の動作改善などにもとても効果的な手段になります。
デメリット
ウエイトトレーニングと比べると、負荷をかけるのが難しい
自体重トレーニングはデメリットが少ないトレーニングの1つであると言えます。
デメリットを挙げるとすれば、腕立てやスクワットの自体重は、バーベルやダンベルを利用したウエイトトレーニングより負荷をかけるのが難しいということです。
しかし、様々なバリエーションで行うことにより、運動の強度を上げることが可能となる為、十分筋肉を増やすことが可能になります。
チューブトレーニング
メリット
持ち運びが便利
チューブはとても軽く、コンパクトにすることができる為、持ち運びしやすい器具です。
手軽に運動することが出来る為、いつでもどこでも場所を選ばずに運動を行う事が出来るのが特徴です。
初心者、低体力者、リハビリ等でも簡単にできる
チューブトレーニングはダンベルやバーベル、マシンなどと比べると、軽い負荷となる為、運動初心者や低体力者、リハビリの方にはとても有効な器具になります。
運動が苦手という方でも、まずこのような器具を活用してみることで、自分のペースで運動をすることが可能になるでしょう。
デメリット
自然な動きではない
自然な動きは、動作の始めや中間で負荷が最大になります。
しかし、チューブトレーニングは動作の最後に一番刺激が来ることが特徴的です。
その為、動作の改善には繋がりづらい器具とも言えます。
運動の効果は他と比べると低い
筋肉量をアップさせる時に効果的な筋肉への刺激は、「引き延ばす(ストレッチをかける)」ことです。
しかし、チューブトレーニングでは、「引き延ばす刺激」を筋肉に与えることは難しく、「縮める刺激」が中心となる為、他のトレーニングと比べて、筋肉への刺激は小さくなります。
その為、運動の初心者や普段意識しづらいトレーニングをする際に用いることが重要です。
バランスボールトレーニング
メリット
姿勢作りに最適
バランスボールは不安定な分、座るだけでも姿勢を維持する筋肉が活動します。
その為、背骨を正しいポジションに誘導することが出来、体幹部の安定性を高めることが可能になります。
またボールの転がりを利用して、無理なく安全に身体の可動域を上げることも可能になります。
場所を選ばない
バランスボールトレーニングは、一畳あれば出来る運動器具になります。
その為、自宅でもトレーニングをすることが可能になります。
デメリット
運動のバリエーションがわかりづらい
バランスボールトレーニングは、他のトレーニングと比べてデメリットが少ないのが特徴的です。
しかし、バランスボールを「どのように活用すべきか」ということでお悩みの方も多いかと思います。
自分にあったバランスボールトレーニングを知る為には、自分専門のトレーナーをつけて、運動のフォームを習得することをお勧めします。
あなたの目的に合わせて
上にも書いたように、物事は何事も一長一短です。
全ての事に、メリットとデメリットが存在します。
その中で大切なことは、「自分自身の目標から見てどうあるのか?」と言う事になります。
つまり、自分の目標に対して、デメリットよりもメリットの方が上回り、かつその差が大きいことが選択すべき手段や方法であると言うことですね。
あなたに合った手段・器具を用いて、運動の効果を引き出すための参考になると幸いです。