「体力が落ちたな・・・」

「もっと体力をつけたい・・・。」

そんなことを感じる方も多いかもしれませんが、

「そもそも体力って何?」と聞かれると意外と答えられないものです。

そんな今回は、体力についての考え方や要素について書いていきたいと思います。

体力とは?

体力とは、生きるために必要な身体の能力のことを言います。

一般的に筋力や心肺能力、柔軟性などが体力と思われがちですが、これは体力の中でも「身体面」におけるものになります。

対して、やる気やストレスに対する抵抗力などの「精神面」も体力に含まれていきます。

身体面や精神面の中には「行動体力」と「防衛体力」があります。

「行動体力」は行動を起こし、生命活動をするための能力になります。

言い換えれば、「外に向けて発揮する能力」です。

「防衛体力」は生命活動を維持するための能力になります。

これは、「内から身体を守る能力」です。

体力の要素

体力は「身体的要素」と「精神的要素」に分けられ、それぞれに「行動体力」と「防衛体力」があるということを説明していきました。

それでは、詳細を確認していきましょう。

身体的要素

行動体力

行動体力は、身体の特徴としての

「体格」

「姿勢」

があります。

機能としては、

「筋力」「柔軟性」「敏捷性」「パワー」

「協応性」「持久力」「平衡性」

などがあります。

防衛体力

防衛体力は基本的な生命活動するための生存能力です。

身体的な要素で言うと、身体の各組織の構造などをしっかりと保つことが重要になります。

機能としては、

「温度調節」

「免疫力」

「適応力」

など、身体的なストレスに対する抵抗力が要素となります。

精神的要素

行動体力

精神的な行動体力は、

「意思」

「判断」

「意欲」

など、行動を起こして作業する能力が要素となります。

これらが向上することも体力が高くなるためには重要です。

防衛体力

精神的要素の防衛体力は、精神的ストレスに対する抵抗力です。

目に見えにくい要素になり、見落とされがちですが、非常に重要な要素になります。

防衛体力の重要性

上にも書いた通り、一般的に体力というと、「筋力」や「持久力」などの身体的行動体力をイメージすることが多いと思います。

もちろん、そのような要素も大切になりますが、

健康において言えば、免疫力を上げて、病気や感染症などになりづらくするための「防衛体力」という要素が非常に重要になります。

防衛体力が弱くなってしまうと、体調も整えづらく、身体を満足に動かせなくなってしまうのです。

その結果、行動体力も弱くなってしまうという悪循環に繋がります。

大切なことは、「運動」で行動能力を高めるのはもちろんのこと、

「栄養」「休養」など生活の中から「防衛体力」高めていくということも重要になってきます。

体力、上げていこう!

ここまで、体力の考え方や要素について書いてみました。

単に運動の能力が高いことが、体力が高いと言うわけではないと言うことですね。

体力を上げるためには、身体面だけでなく、精神面も向上させることが重要です。

また、運動するための行動体力も高めつつ、健康に生活をするための防衛体力も高めることが大切です。

言い換えれば、「運動」「栄養」「休養」の質を上げていけば、体力の全ての要素が高まっていくと言うことになります。

日常生活の中から自分の出来る範囲で「体力」を上げていき、「身体的」にも「精神的」にも健康な状態で生活を送れば、日常の質がもっと上がっていきそうですね。

ぜひ、今の自分が出来ることから始めてみてください。