「よく噛んで食べなさい!」

子供の頃はよく注意されたものですね。

しかし大人になると、食べ方を注意される機会は少なくなっていきます。

現代では、咀嚼(噛むこと)の回数がすごく少なくなってしまっている人も多いみたいです。

「あ、自分は当てはまるな」と思う人はぜひ参考にしてみてください。

咀嚼とは何か?

咀嚼とは、食べ物を口の中で飲み込めるようにかみ砕くことを言います。

この活動は食べ物を身体の中に取り込む時の最初の消化活動です。

噛むことは全身の健康にとても重要になります。

また、咀嚼をすることによって分泌される唾液は、

食べ物の消化や吸収をスムーズにし、口の中の環境も保ってくれる効果があります。

咀嚼による効果は?

しっかりと噛むことによって、身体に良い効果がたくさんあります。

脳細胞の活性化

咀嚼は脳を刺激します。

それにより、血行を良くして脳細胞を活性化せることが様々な研究でわかってきています。

記憶力アップ、またストレス緩和などの効果があります。

便秘の解消

食べ物をしっかりと咀嚼することによって、腸内が動いていきます。

腸内が動くことによって、便が出やすくなるのです。

もし、便秘で悩んでいるのであれば咀嚼回数を気にしてみて下さい。

ダイエット効果

しっかりと咀嚼をすることは、食事の満足感を上げていきます。

お腹がすいているときは、ついつい食事のスピードが速くなりがちですよね。

しかし、満腹感を得るまでには一定の時間がかかるのです。

急いで食べてしまい噛む回数が少なければ、お腹がいっぱいになる量以上の食事をしてしまう可能性があります。

逆に咀嚼回数を増やしていければ、満腹中枢のへの刺激が確保され、食事量が少なくても満腹感を得ることが出来るのです。

いつも食事のコントロールが上手く出来ずに、ついつい食べ過ぎてしまう方は要チェックですね。

ダイエット指導をしていると

ダイエット指導をしていると、太りやすいお悩みの人には共通して咀嚼回数が少なくなっていることを感じます。

噛まなくていいものは決まって太りやすい食材が多いですよね。

パンとか麺などから、アイスやゼリーなどなど。

噛む回数が少ないから柔らかいものが好きなのか、柔らかいものばかり食べるから噛まなくなるのかはわかりません。

しかし一つ言えることとしては、このような食べ方や食材は間違いなく太りやすいサイクルにはまってしまうと言うことです。

そのサイクルにはまらないようにするには、しっかりと噛んでいくこと。

食べ方を見直しただけなのに痩せていく人も多いです。

しっかりと噛むことを意識することは、お金をかけてサプリメントやダイエット器具を買うよりも、よっぽどダイエット効果が高いと言えます。

他にもこんな影響が

咀嚼回数が少ないと、ダイエット以外にも身体に多くの影響を与えていきます。

当てはまる人は、咀嚼回数が少なくなっているかもしれません。

血糖値の上昇

早食いをしてしまうと、身体に取り込まれるブドウ糖の量が急激に増えてしまします。

すると血糖値の急上昇に繋がっていきます。

血糖値が急上昇してしまうと、それを下げるために膵臓という器官から大量のインスリンが分泌されるのですが、

その臓器に負担をかけてしまったり、糖尿病になりやすくなるなど、病気のリスクも高まっていきます。

睡眠の低下

夜ご飯を早食いで食べると、決まって食べ過ぎてしまいます。

すると消化に時間がかかるため、睡眠の質は低下します。

寝ているけど疲れが取れない。逆に疲れやすい。

という人は、夜の食事も見直してみるといいかと思います。

顔の老化

しっかりと噛んで食事をすることで、あご周りの筋肉をたくさん使っていきます。

よく噛んで食事をする人の顔は引き締まっている傾向がありますね。

早食いをしてしまうと、フェイスラインがたるみ、顔の老化に繋がってしまうので注意していきましょう。

歯が弱く

しっかりと噛むことは歯の健康にとって、とても大切です。

運動しないと筋肉が落ちるように、しっかりと噛まないことが、歯並びの悪化や歯周病の原因にもなります。

しっかりと噛んで口の環境をより良い状態にしていきましょう。

時代ともに・・・

噛む回数を戦前と現代を比べてみましょう。

すると、戦前と比べて現代はおよそその半分くらいになっていると言われてます。

その要因としては、しっかりとした食事時間の確保や食材の変化など様々あります。

例えば、昔の日本人は大豆やはと麦、あわなどの雑穀を主食としてきました。

雑穀は硬さがあるので、食べるには多くの咀嚼回数が必要になります。

しかし現代では雑穀を食べる機会は少なくなりましたよね。

逆にパンや麺類など、噛まなくても飲み込める主食や野菜の摂取不足が咀嚼回数の減少に繋がっていると考えられています。

理想の咀嚼回数を知ろう!

1回の食事で理想的な咀嚼回数は1500回以上と言われています。

しかし、1500回も数えるのは大変です(笑)

なのでまず一つの目標として、1度口にものをいれたら30回噛むようにしてみて下さい。

たぶん最初は慣れないと思います。

私もそうでした。

慣れてくるまでは少し煩わしいかもしれません。

しかし、大切なことは繰り返し繰り返し実施してみることです。

繰り返しているうちに、きっと自然と噛むことに慣れてくると思います。

最終的には無意識で出来るようになることが目標です。

大切なのは、習慣になるまで地道に継続してみることです。

早食いを避けるための3ポイント

早食いを避けるために、今から出来る3つのポイントを確認していきましょう。

箸を置く

食べ物を口に入れたら、一度箸を置いてみましょう。

これだけでも自分の食べ癖が確認できると思います。

しっかりと噛んで飲み込んでから箸を持つようにするだけで、噛む回数は劇的に増えていきます。

飲み物を飲まない

食事中に水を飲む理由ってなんでしょう?

実は、ないのです。

唯一あるとすれば、口の中のものを身体の中に入れやすくするためですよね?

でもこれは咀嚼がしっかりと出来ていないからこそ水が飲みたくなるのです。

また、口の中の唾液も薄まるため消化機能が落ちてしまいます。

食事中はできるだけ飲み物を飲まないようにしていきましょう。

時間を作る

これ、すごく大切です。

食事の時間をしっかりと確保していないから、焦ってご飯を食べることも多いかと思います。

きちんと食事と仕事の時間を棲み分けすることも身体を整える大きな要因になります。

何気ないことが健康に繋がっていきます

食事中に噛むことを考えている人は正直少ないかと思います。

本当に何気ないことですよね。

しかし、この何気ないことが身体にとって、とても大切になるのです。

「あ、全然意識していなかったな。」

と言う人は、今からぜひ意識して食事を摂ってみてください。

きっと何かしらの変化があると思います。

自分のできる範囲で意識してみることが、身体の変化のきっかけになりますよ。